鉄筋と鉄骨の違い

集合住宅の構造欄などに記載される、鉄筋と鉄骨の違いを知っていますか?
例えば、住んでいる部屋が5階であるなら、今あなたが住んでいるのは・・鉄筋コンクリート住宅であり、RC造とも言われます。

また3階建て以下の集合住宅で2階の部屋なら鉄骨造、S造と言われる構造の可能性が高くなります。
鉄筋コンクリートは、直径数の鉄の棒を何本も針金で組み合わせた上、全体を板材の型枠で囲みコンクリートを流し込むことで、柱や梁、床、壁などを作って行く構造をしており、防音性に優れている上に、非常に堅牢な為、高層住宅に適した構造です。
一方の、鉄骨造は、角形鋼管、H鋼、I鋼と呼ばれる、鉄骨部材を工場にて事前に加工し、現場ではクレーンにより吊り上げ、ボルト締めや溶接にて組み上げて行く構造をしています。

一般に鉄骨造は、鉄筋コンクリートよりコストが低く、広い間取りが確保できる上に、比較的に建築方法が単純な事もあり、2〜3階建てのアパートなどに用いられる事が多い構造となっています。
ではどっちが良いの?
防音性、堅牢性と言う点で見るなら、住宅としての重要なポイントとなる為、現時点においては、鉄筋コンクリートに軍配が上がると言えるでしょう。