店舗の内装の決め方〜心理〜

前回まで、「個性」、「動線」といった部分を意識した内装づくりについてお話ししましたが、今回の記事ではさらに、お客様の「心理」という点も加えてご説明していきます。

ビジネスにおいて、様々な人間心理を利用した経営の方法がありますよね。
例えば、配置による心理や、広さ、色による人間心理などがあり、実際にこういった仕組みはすべての職業に通じるものがあるでしょう。

店舗を構え、運営を行っていく上でも、このような人間心理をしっかり意識して内装を決めていくことが重要です。

今回お伝えいたしますのは、左回りの心理というものです。
人は、入店してから退店するまでに、店内を左回りで見ていくという心理があると言われています。
これをどのように利用するのかというと、お得な商品、目につきやすい商品を左側、高額な商品を右側といったような設置の仕方で、うまく購入の動機を促すといった方法です。
こういった人間の心理をある程度抑えた上での内装づくりをしていくことで、お客様にとっても見やすい、買いやすいお店になるのではないでしょうか。

以上、3回に渡り「個性」、「動機」、「心理」についてご紹介しましたが、内装をお考えの方は申し上げたポイントを意識してみることをオススメいたします。