畳の日常のお手入れについて

近年は、コンクリート造の家であっても一部屋を畳敷きにして和の感覚を楽しむ人が増えています。

膝や足首の関節や足腰の冷えにも優しい畳には、カーペットや暖房設備では補うことのできない良さがあります。
そんな畳をいつまでも綺麗に使い続けるためには、日常のお手入れが大切です。

まずは畳の日焼けを防ぐため、日光が当たらないように注意することが必要で、日差しの強い日にはレースのカーテンを引いたり、すだれ等で日光が直接差し込むのを防ぎましょう。

同時に心地よい風が通るよう工夫することも大事です。

お掃除は畳の寿命を考えると、箒で掃き出すのがベストですが、掃除機をかけるときは畳の目に沿ってかけます。

拭き掃除は、乾拭きで畳の目に沿って拭いていきます。

抹茶等細かい粉材を誤ってこぼしてしまった時には、あわてて濡れ雑巾で拭いてしまっては畳目に汚れがしみ込んでしまい落ちなくなってしまいます。

塩を粉の上に蒔いて、その周りをトントンと強く叩いて塩にまぶすようにしてから、小さい箒で掃き、その後乾拭きすれば万全、とは昔の人の知恵です。

縁は、洗剤を付けたブラシで叩いて汚れを落とすのが良いでしょう。