リフォームとは

リフォームとは、簡単に言えば老朽化した建物を新築の状態に戻すことを意味しています。

建物は、いくらメンテナンスを加えて行っても、経年と共に劣化が発生していきます。

そうすると耐久性や快適性が著しく低下する恐れも出てきてしまいます。

しかし、一から建物を建てると言うのは時間も費用も必要とすることのため、簡単にできることではありません。

しかしリフォームは、壊れたり老朽化した部分を直す、修復が必要な場所にだけ手を加えると工事のため、新築に比べると時間も費用も抑えることができます。

またこれまで過ごしてきた建物を基本としているため、建物などに対する愛着なども守ることができます。

マイナスを抱えている建物を壊してしまうのではなく、マイナスの状態のものをゼロの状態に戻すと言う具合です。

実際にどのようなことがリフォームとして行われているかは、個々の状況により異なります。

しかし一般的には、たとえば外壁の塗り直しやキッチンの設備の変更などが行われることが多いようです。

比較的、劣化が出やすいお風呂などの水回りの設備変更などもリフォームに該当します。

ダイアトーマスの原料・ケルザイムとは

ダイアトーマスの原料・ケルザイムは、アメリカで開発されたもので、他の壁材と違い、100パーセント天然ミネラルだけでできている、もっとも安全な塗り壁だといわれています。

7000万年前の海藻類が化石化したもので、天然の酸化カルシウムとミネラルだけで構成されています。
現在、ケルプの森と呼ばれている、アメリカ北西部の一か所で唯一採取できるもので、非常に貴重なものです。

ケルザイムという名前の由来は、エンザイムと呼ばれる活性酸素が含まれていることによります。

ケルザイムは、ビニールのクロスだと部屋に発生しやすい結露を吸湿したり、湿度を調整する効果が認められます。

部屋が適度な湿度に保たれることによって、体調の管理にもつながり、赤ちゃんやお年寄りのいる家庭でも安心して暮らすことができます。

さらに、ケルザイムには、部屋のさまざまな臭いを吸い取って分解をするはたらきがあり、きれいな空気を保つことができます。

天然の有機素材であり、もっとも贅沢な壁材といわれているケルザイムによって、快適な暮らしを実現することが可能であるといえます。

廊下を作らないという選択

今注目されているのが、廊下を作らないという注文住宅の間取りの選択です。

廊下は日本の家屋には古くから使われてきた空間ですが、現在はリビングイン階段など廊下を作らない間取りが流行しつつあります。

廊下を作らない間取りは、北米で生まれた工法であるツーバイフォーでは一般的で、北欧の住まいもこうした廊下がないところが多く見られます。

廊下を作らないことで、1階スペース、2階スペースとも空調が行き届き、家全体を同じ室温に維持しやすくなり、廊下と居室の温度差をなくすことができます。

また、家族のコミュニケーションがとりやすい間取りとしても人気を集めています。

ただし廊下は、各部屋の独立性を高めるためには欠かせないものですので、家族のプライバシーを重視したいというライフスタイルの場合には慎重に考えることが必要です。

また、廊下がないことで、水回りの音やにおいがリビングに伝わりやすくなるので、そうした部屋ごとの快適性を求める場合には注意が必要です。

廊下がない家を作る場合は動線計画が重要なので、あらかじめ設計段階でどのような生活を求めるのかを考えた上で検討することをおすすめします。

2階リビングのデメリット

リビングといえば1階に用意することが多いのですが、敢えて2階に作るような住宅もあります。

ただ2階に作ったことによるデメリットも生まれます。

まず、1階に不審者が侵入しても気付きづらいことです。

リビングは人が集まる場所であり、時には家族が集中することもあるはず。
それゆえに、外に不審者がいても気付きにくかったり、もしかすると侵入されても分からない可能性があるのです。

年を取った時に2階までの上り下りが大変というデメリットもあります。

階段を上がってわざわざ上に行く必要がありますから、お年寄りからすれば不便な住まいとも言えます。

リビングの音が1階に響いてしまうのも知っておいた方が良いでしょう。

家族が集まる場所ですから足音が大きくなることがあり、1階にいる人からすればうるさく感じられるかもしれないのです。

夏は2階部分の方が暑くなりやすいのもデメリット。

日差しの影響は上の方が受けやすくなりますから、2階ですと暑さを感じやすい傾向があります。

それに伴いエアコンの電気代も上がってしまうこともありますから、2階リビングを検討している際にはよく考えることが大切です。

2階リビングのメリット

リビングは、基本的に1階に配置します。

しかし、最近は2階にリビングを配置する住宅も、以前に比べて増えてきました。

2階にリビングを設置する一番のメリットは、日照や通風を確保しやすいことです。

1階に比べ2階の方が日当たりは良好ですし、窓をより大きくすることができます。

天井を高く取りやすいので、開放感のある空間を作り出すこともできます。

ロフトスペースをリビングの上に配置することもできるので、空間を無駄なく使うことができるでしょう。

日照や通風だけでなく、人の視線を気にせずプライベートを守れるのもメリットです。

人通りの多い道路にリビングが面していると、通行人の視線が気になり落ち着きません。

しかし、人が通る道路にリビングが面しない2階なら、通行人の目は気になりません。

カーテンや窓を開けて、開放感のあるリビングでくつろぐこともできます。

リビングを設置するときは、1階という固定観念が強いでしょう。

しかし、2階に設置すれば様々なメリットがあるので、採光が悪い、人通りの多い道路に面している土地の場合は、検討してみると良いでしょう。

書斎を作りたい方へ

住まいを作るときに憧れるのが、個室あるいは書斎を設けるということです。

特に書斎はビジネスに忙しい男性が、家庭で自分だけのスペースでくつろぐためのとても豊かな空間となります。

こうした書斎を作るために必要なのが、目的をはっきり決めたうえでスペースを確保するということです。

書斎にたくさんの本を置いて読書中心にしたい場合は、広いスペースが必要です。

書籍はかさばりますし、重さもあるので、しっかりとした本棚も必要になります。
十分な空間と書籍の棚を設置しましょう。

造り付けのものの本棚があれば便利で、書斎の雰囲気を良いものにしてくれます。

また、書斎というよりも一人で過ごすためのスペースにしたい場合は、わずかなスペースでも構いません。

デスクとチェアがあれば、一人でゆっくりと好きなことをして過ごす空間が完成します。

マイホームにスペースは限られてしまいますが、工夫をすることで、家族それぞれがプライバシーを大切にしながら過ごすことができる個室を作ることはできます。

子供だけでなく、大人も自分のプライバシー空間を持つことは、家族が快適に暮らすために必要なのです。

畳の日常のお手入れについて

近年は、コンクリート造の家であっても一部屋を畳敷きにして和の感覚を楽しむ人が増えています。

膝や足首の関節や足腰の冷えにも優しい畳には、カーペットや暖房設備では補うことのできない良さがあります。
そんな畳をいつまでも綺麗に使い続けるためには、日常のお手入れが大切です。

まずは畳の日焼けを防ぐため、日光が当たらないように注意することが必要で、日差しの強い日にはレースのカーテンを引いたり、すだれ等で日光が直接差し込むのを防ぎましょう。

同時に心地よい風が通るよう工夫することも大事です。

お掃除は畳の寿命を考えると、箒で掃き出すのがベストですが、掃除機をかけるときは畳の目に沿ってかけます。

拭き掃除は、乾拭きで畳の目に沿って拭いていきます。

抹茶等細かい粉材を誤ってこぼしてしまった時には、あわてて濡れ雑巾で拭いてしまっては畳目に汚れがしみ込んでしまい落ちなくなってしまいます。

塩を粉の上に蒔いて、その周りをトントンと強く叩いて塩にまぶすようにしてから、小さい箒で掃き、その後乾拭きすれば万全、とは昔の人の知恵です。

縁は、洗剤を付けたブラシで叩いて汚れを落とすのが良いでしょう。

畳の干し方

古い住宅や和風の住宅、洋風建築であっても和室を設けている方も多く、和室が室内に存在している状態では、床面には畳を用いていることになります。

畳はフローリングとは異なり、弾力性を持っている床材になり、安全に配慮した素材ということもできます。
使われている素材の香りを楽しむ方も多く、安心できる室内空間として利用している方もいます。

しかし、畳の場合では、湿気に対しては弱いところがあり、カビなどが発生してしまったり、ダニが発生してしまうことも珍しいことではありません。

そのため、定期的なメンテナンスとして、畳を一定期間ごとに干すことが必要です。

干し方に関しては、半日ほどの日干しでしっかり乾燥させることを目的にすることが良い方法になり、畳の裏側を向けて日干しを行うことが必要です。

屋外に出して干す方法や、日当たりの良い室内で干す方法などもありますが、畳の表側は陰干しで乾燥させることが基本になるので、表面が日焼けを起こしてしまうことには十分に注意が必要です。

半日程度の時間を干す方法によって、畳を乾燥させることができ、再び快適な室内に施すことができます。

無垢材とコーティング

最近の住宅の床には多くのフローリングが使われています。

今から30年前、40年前に建築された住宅を見るとわかりますが、当時もフローリングは利用されていました。
しかし、廊下と洋室に利用されているだけで、和室は畳だったのです。

最近の住宅は和室すら減少してしまい、全く和室が無くすべてがフローリングの床になっているか、あるいは和室が1室程度しかない家も多いのです。

このようにフローリングの割合が高くなっている住宅が多いですが、建売住宅ではほぼ合板のフローリングが利用されています。

合板のフローリングは人工的に複数の板を合わせて形を統一させたフローリングです。

これに対して、無垢材のフローリングがあります。
無垢材のフローリングは、自然のままの状態のため、表面は木のぬくもりが伝わるような感覚がありますが、逆に傷がつきやすいという欠点もあります。

そこで、滑りやすさや傷・汚れの付きやすさを軽減するために、コーティングをするのが良いでしょう。

ワックスに比べ耐久性や耐摩耗性、耐薬品性に優れていますし、独特のツヤを消すことも可能です。
また、水を使うことができるためお手入れも簡単です。

無垢材とワックス

家族が安心して住める住まいを求める人が多く、健康にも害がなくて自然にも優しい建築資材を選びたいと考える人が増えています。
そこで人気が高くなっている建築素材の1つが無垢材です。

無垢材は植わっていた木を伐採してそのまま製造と加工をした材になっているので、化学物質を使っていないことや本来持っている木目の美しさを堪能できる魅力があります。

無垢材は、家具材や床材として使われることが多く、特に無垢材を使った床は暖かみがあって人気が高くなっています。

ただ、無垢材の床はそのままであれば傷がつきやすくなるので、ワックスをかけるのが一般的です。

ワックスをかけることでツヤが出るため美観性を保つことができますし、乾拭きの負担を軽減できるという魅力があります。

ワックスは半永久的なものではなく、定期的に塗り替えることが必要ですし、耐水性もないため、水には注意する必要があります。

定期的にワックスをかけて掃除をこまめにしていれば、無垢材の床は長期間美観を保つことができますし、時間がたっても無垢材は味が出てくるという魅力があります。

そして、クリーナーではどうしても取れない汚れがついたときは、削り直しもできます。