鉄筋コンクリート造住宅のメリットとデメリット

鉄筋コンクリート造住宅のメリットとしては、まずは耐震性能に優れているという点が挙げられます。

コンクリートの圧縮力と鉄筋の引張力が組み合わさっているので、従来の木造住宅に比べると格段に高い耐震性を持っています。
日本はいつ、どこで大きな地震が起きてもおかしくないと言われているので、これはとても大きなメリットです。

耐震性のみならず、耐火性や遮音性に優れているのも鉄筋コンクリート造住宅ならではです。
また、工期が比較的短いというのもメリットです。

ただしデメリットもあります。

そのひとつが、材料費や建設コストが高くつきやすいという点です。
これは、木造に比べると材料そのものにかかる費用が高いためです。

どれくらい高いかは一概には言えませんが、基本的には坪単価で木造住宅に比べると20万円程度は高くつくのが相場だと言われています。

それから、結露が発生しやすいというのもデメリットです。
これは、断熱性と気密性が高いというメリットの裏返しでもあります。

結露が発生すると、住宅全体の劣化につながることもあるので、換気手段を確保しておくこと、また結露を防ぐ窓ガラスを採用することなどが求められます。